Gourmet talks Vol.1 「サッカー解説者が作るタンメン」

昼に食べたラーメンを作った人は、夜観に行った試合の解説者でした

嘘みたいな本当の話。こんな体験が今できるのも、ここ岐阜ぐらいではないでしょうか。

サッカー界でラーメンといえばザスパクサツ群馬の盛田剛平選手が有名ですが、岐阜にもラーメン一杯に魂を込めるアツい漢がいます。

サッカーmeetsグルメ記事の第一弾は元日本代表選手が作る美味しいタンメンのお話です。

元日本代表選手、自ら厨房に立って振る舞われる絶品タンメン

岐阜県瑞穂市、JR東海道本線で岐阜駅と大垣駅の間にある穂積駅から徒歩15分ほどのところに今回のお店があります。

『湯麺 戸塚』今年6月にオープンしたばかりのお店です。

瑞穂市役所の近くにある湯麺戸塚さん。

店主は元日本代表で読売クラブなどで活躍した戸塚哲也さん。元代表選手ともなるといろいろ忙しいからオーナーというだけで、厨房には立っていないのだろう、と思って入店すると、いる!厨房で腕を振るっている!!驚きです!!

まだ開店したばかりということもあり、店内にはお祝いの品も展示されていました。ラモス瑠偉さんや金田喜稔さんなどサッカー界の重鎮はもちろん、八代亜紀さんやさだまさしさんといった芸能界の大物からもお祝いが届いていたようです。流石元日本代表ですね。

着席するとスタッフさん(奥さまだろうか?)が元気よく声をかけてくれます。その流れで厨房でせっせと働く戸塚さんともお話ができます。戸塚さんはJリーグ昇格前のFC岐阜で監督をされていた縁から、岐阜での開業を決意されたそうです。

私は看板メニューのタンメンにチャーシュートッピングで注文しました。

タンメン(800円)にチャーシュー(200円)をトッピング。

シャキシャキお野菜がたっぷりでいいですね。スープを一口、口に含んだ瞬間「優しいスープだなぁ」と感じました。よく関東で食べるタンメンって、スープが塩辛くて角が立ってしまっていたりするのですが、このタンメンは他の食材や麺と非常に馴染むスープで全体のバランスの良さを感じます。優しい味なので老若男女全ての層が満足できる仕上がり。しっとり味わい深いチャーシューも是非トッピングした方がいいです。

1人のスター選手に頼らず、メンバーそれぞれの良さを引き出すためバランスを考えて組み上げて、器というピッチの上で表現していく、そんな地域リーグの監督経験者らしいこだわりのタンメンだと感じました。

隣に着席した地元の若者は、醤油ラーメンを注文していました。タンメンだけでなく、醤油ラーメンやチャーハン、餃子もあるようです。こちらも気になるのでまた機会があれば試してみたいところです。

今をときめく大人気バンドゆかりの展示物も見れる

店主の戸塚さんは知る人ぞ知る、大人気バンドのメンバーのお父様でもあるのです。昨年ごろからブレイクしているSuchmosというバンド、ギターのTAIKINGさんはなんと戸塚さんのご子息。

店内にはSuchmosグッズの展示も。これを目当てに全国からやってくるSuchmosのファンも多いのだとか。当の私もライブ会場で買ったタオルを出して、それをネタにお話させていただきました。スタッフさんはサッカーの話も音楽の話にもたくさん乗ってくださいまして、非常に楽しいひとときでした。

今、最もチケットが取れないバンドの1つ、Suchmosのお話も弾みます。

お昼の営業後は解説へ

私はこの日、FC岐阜のユニフォームによく似たアイルランド代表のユニフォームを着ていましたので、「今夜は試合に行くの?」と戸塚さんに声をかけられました。

もちろん行きますと答えると、「今日、解説なんですよ」と戸塚さん。お昼の営業後、解説業に出かけられるそうです。

解説業やサッカー教室なども掛け持ちしながらのラーメン店経営なので、スタッフさんだけで切り盛りする日もあるそうですが、出来る限り戸塚さんご自身厨房に立って営業するよう努力されているそうです。

 

FC岐阜のホームゲームをDAZNで解説することがよくあるそうです。

その夜。岐阜市は長良川陸上競技場。

ファジアーノ岡山と1-1の引き分け。後半の岐阜の攻撃は見応えがありました。

私は片耳にイヤホンをしてDAZNの中継を流し、戸塚さんの解説を聞きながら試合観戦しました。声の主はさっきまで自分も食べたラーメンを作っていた人。不思議な気分。多忙なのにサラっと解説もこなしていらっしゃいました。

 

美味しくて、混雑してなければお話も楽しい素敵なお店でした。岐阜や名古屋にサッカーを観に来た方、Suchmos好きな方には是非訪れていただきたいですね。私も岐阜に来た際にはまた行きたい場所です。

湯麺 戸塚 (食べログページ)

ごちそうさまでした!